花の都といわれるトスカーナ州の州都
フィレンツェの町は、
東から西に流れるアルノ川で
二分されています。
フィレンツェの主な見どころは
旧市街の狭い範囲に集中していて、
どこからでも見えるドゥオーモを目印に
徒歩で回ることができます。
ドゥオーモ
サンタ・デル・フィオーレ聖堂のドゥオーモは
ドォーモフィレンチェの象徴的な建物。
1436年に完成したフィレンツェのドゥオーモ
(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)は、
八角形の内陣の上に高さ107mの巨大なクーポラが載った大聖堂で、
奥行き153m、最大幅90mあり、フィレンツェのシンボルです。
463段の階段を登ると、そこかフィレンツエの街が見渡せます。
外観は壮麗ですが、内観は至ってシンプルです。
最も目を引くのは、ドーム型天井のフレスコ画でしょうか。
遠近法をうまく利用して描かかれているので、
主祭壇の前に立って上を見上げると、
天空を眺めるように構成されているのが素晴らしいです。
ウッフィッツィ美術館
世界第一級の美術館のひとつ。
イタリア旅行では見逃せないでしょう。
ルネッサンス絵画の集大成ともいえる美術館で、
16世紀中頃メディチ家の当主コジモ一世が、
公国の役所(ウッフィッツィ)を
一カ所に集めるために建設しました。
その建物に息子フランチェスコ一世がメディチ家の
膨大な美術収集品を展示したのが
美術館の始まりで、展示室の番号順に古代彫刻から
18世紀絵画までが展示されています。
※ミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチなど、
巨匠の作品が楽しめます。
観光時期は混雑(2時間待ち)するので予約を!!
サンタ・クローチェ教会
サンタ・クローチェ教会は、14世紀末に完成した
フランチェスコ修道会の教会で、ファサードと鐘楼は
19世紀に加えられたものです。
右の身廊にはミケランジェロ、ダンテ、マキャヴェリ、
左にはガリレオ・ガリレイの墓碑が並んでいます。
祭壇右のペルッツィ礼拝堂とバルディ礼拝堂には、
聖フランチェスコの生涯を描いたジョットの
フレスコ画が残っています。
祭壇左奥には、ドナテッロの木彫りの十字架像、
右の身廊にはドナテッロの『受胎告知』のレリーフがあります。
庭の右手の建物内には、チマブーエの
『キリストの磔刑像』もあります。