イタリアン・ファッションの発信地で
有名なミラノ。
「近代的な街」という印象が大きいが、
ここミラノには、
「壮大な歴史的遺産」 も多々残っていて
見ごたえタップリな街です。
ロンバルディア州の州都ミラノは、
強力な力をもったルネッサンス期の美術品や
建造物が残っており、モードの都といわれるミラノ市内には、
洗練されたブティックが立ち並んでいます。
『レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院 /
The Church and Dominican Convent of Santa Maria delle Grazie with The Last Supper by Leonardo da Vinci』は
世界遺産(文化遺産)に登録されています。
ドゥオーモ
ミラノのシンボルといえる大聖堂は、1386年から
約500年かけて建てられたイタリアのゴシック建築を代表する
最高傑作と讃えられています。
1386年、ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命により
建設が始まりましたが、着工から完成までに
はおよそ500年もの歳月を費やしました。
屋上までは階段でも、エレベーターでも行けるようになっています。
最後の晩餐 「要予約」
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁に、
レオナルド・ダビンチによって描かれています。
イエス・キリストが処刑される前の晩、
13人の弟子たちと最後の食事をしますが
その時、キリストはこう断言したのです。
「明日私は捕まる。」「この中の誰かが私を裏切るのだ」と。
「主よ、それは誰ですか」と尋ねると、
「私と同じ鉢にパンを浸している者だ」と、
ユダを指摘したのです。その瞬間の13人の弟子たちの
動揺と驚愕が生き生きと描かれています。
一度は見ておきたい本物の名画ですが、
予約が必要です。お忘れなく!
スカラ座 (Teatro alla Scala)
ネオ・クラシック様式のオペラ劇場で、1778年に完成しました。
世界一の芸術の殿堂、スカラ座では、12月~6月くらいまで
オペラの鑑賞を楽しむことができます。
言葉がわからなくても、楽しめるので
本場でオペラをぜひ鑑賞してみましょう。
スカラ座博物館には、オペラで使用された
衣装やマスクなど、スカラ座の歴史を物語る
資料が展示されています。