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ローマは南北に長い「長靴」の形をした
イタリアのほぼ中央くらいに位置。
人口は約265万で、日本の京都府の人口と同じくらい。

東京からのフライト時間は、直行便で約12時間ほど。
ティベレ川の両岸に広がるローマの街。
トレビの泉、コロッセオ、ヴァチカン市国など、
半径2kmの小さな町に魅力あふれる名所がいっぱいです。

スペイン広場

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グラン・ビアの北西端にある広場です。
中央には有名なドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があり、
その後ろに作者セルバンテスの像があります。

さらに後方にある高層ビルは、屋上からの
眺望がすばらしいスペイン・ビルと、
ヨーロッパ一の高層住宅であるマドリッドの塔。
ここは、新旧のスペインを写す記念写真の
絶好ポイントと言えるでしょう。

この広場からは、ショッピング・ストリートの
グラン・ビアと、学生街へ向かうプリンセサ通りが出ています。

サンピエトロ大聖堂

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カトリックの総本山ヴァチカンのサンピエトロ寺院は
数々の建築家によって計画されました。
その中でミケランジェロのクーポラ(天蓋)と
ベルニーニの正面広場の計画は特に有名です。

テベル河からなだらかに上って行く
ローマの西の丘の麓にある大聖堂は、
早朝の淡い朝日の頃が最も美しいそうです。
柔らかな光が正面とクーポラを浮かび
あがらせ広場の列柱が長い影を落とします。

ヴァチカン美術館

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世界屈指の貯蔵を誇るヴァチカン美術館。
古代エジプトから現代美術にいたるまでの
彫刻、天井画、壁画など、ざっと見るだけでも
2~3時間はかかります。

ミケランジェロの最後の審判は最後に見るルートになっています。

コロッセオ

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紀元前72年、ヴェスバシアヌス帝の命により
着工された円形球技場。
ヴェネツィア広場から大きな皇帝通りを進んでいくと
正面にその巨大な姿を現します。

フラヴィオ劇場というのが本来の名前ですが、
その巨大さからコロッセオの通称の方が一般的に知られています。

花の都といわれるトスカーナ州の州都
フィレンツェの町は、
東から西に流れるアルノ川で
二分されています。

フィレンツェの主な見どころは
旧市街の狭い範囲に集中していて、
どこからでも見えるドゥオーモを目印に
徒歩で回ることができます。

ドゥオーモ

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サンタ・デル・フィオーレ聖堂のドゥオーモは
ドォーモフィレンチェの象徴的な建物。

1436年に完成したフィレンツェのドゥオーモ
(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)は、
八角形の内陣の上に高さ107mの巨大なクーポラが載った大聖堂で、
奥行き153m、最大幅90mあり、フィレンツェのシンボルです。

463段の階段を登ると、そこかフィレンツエの街が見渡せます。

外観は壮麗ですが、内観は至ってシンプルです。
最も目を引くのは、ドーム型天井のフレスコ画でしょうか。
遠近法をうまく利用して描かかれているので、
主祭壇の前に立って上を見上げると、
天空を眺めるように構成されているのが素晴らしいです。

ウッフィッツィ美術館

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世界第一級の美術館のひとつ。
イタリア旅行では見逃せないでしょう。

ルネッサンス絵画の集大成ともいえる美術館で、
16世紀中頃メディチ家の当主コジモ一世が、
公国の役所(ウッフィッツィ)を
一カ所に集めるために建設しました。

その建物に息子フランチェスコ一世がメディチ家の
膨大な美術収集品を展示したのが
美術館の始まりで、展示室の番号順に古代彫刻から
18世紀絵画までが展示されています。

※ミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチなど、
巨匠の作品が楽しめます。
観光時期は混雑(2時間待ち)するので予約を!!

サンタ・クローチェ教会

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サンタ・クローチェ教会は、14世紀末に完成した
フランチェスコ修道会の教会で、ファサードと鐘楼は
19世紀に加えられたものです。

右の身廊にはミケランジェロ、ダンテ、マキャヴェリ、
左にはガリレオ・ガリレイの墓碑が並んでいます。

祭壇右のペルッツィ礼拝堂とバルディ礼拝堂には、
聖フランチェスコの生涯を描いたジョットの
フレスコ画が残っています。

祭壇左奥には、ドナテッロの木彫りの十字架像、
右の身廊にはドナテッロの『受胎告知』のレリーフがあります。

庭の右手の建物内には、チマブーエの
『キリストの磔刑像』もあります。

イタリアン・ファッションの発信地で
有名なミラノ

「近代的な街」という印象が大きいが、
ここミラノには、
「壮大な歴史的遺産」 も多々残っていて
見ごたえタップリな街です。

ロンバルディア州の州都ミラノは、
強力な力をもったルネッサンス期の美術品や
建造物が残っており、モードの都といわれるミラノ市内には、
洗練されたブティックが立ち並んでいます。

『レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院 /
The Church and Dominican Convent of Santa Maria delle Grazie with The Last Supper by Leonardo da Vinci』は
世界遺産(文化遺産)に登録されています。

ドゥオーモ

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ミラノのシンボルといえる大聖堂は、1386年から
約500年かけて建てられたイタリアのゴシック建築を代表する
最高傑作と讃えられています。

1386年、ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命により
建設が始まりましたが、着工から完成までに
はおよそ500年もの歳月を費やしました。

屋上までは階段でも、エレベーターでも行けるようになっています。

最後の晩餐 「要予約」

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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁に、
レオナルド・ダビンチによって描かれています。

イエス・キリストが処刑される前の晩、
13人の弟子たちと最後の食事をしますが
その時、キリストはこう断言したのです。

「明日私は捕まる。」「この中の誰かが私を裏切るのだ」と。

「主よ、それは誰ですか」と尋ねると、
「私と同じ鉢にパンを浸している者だ」と、
ユダを指摘したのです。その瞬間の13人の弟子たちの
動揺と驚愕が生き生きと描かれています。

一度は見ておきたい本物の名画ですが、
予約が必要です。お忘れなく!

スカラ座 (Teatro alla Scala)

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ネオ・クラシック様式のオペラ劇場で、1778年に完成しました。

世界一の芸術の殿堂、スカラ座では、12月~6月くらいまで
オペラの鑑賞を楽しむことができます。
言葉がわからなくても、楽しめるので
本場でオペラをぜひ鑑賞してみましょう。

スカラ座博物館には、オペラで使用された
衣装やマスクなど、スカラ座の歴史を物語る
資料が展示されています。

南イタリアの中心地ナポリ
ここはピザ・マルゲリータ発祥の地。

ナポリを拠点に、カプリ島、
ソレント、ポンペイを回ることができます。

ナポリからは、ポンペイの街を火山灰で埋め尽くした
ヴェスヴィオ火山も眺めることができます。
港町のナポリは車が頻繁にいきかう町。
みんな、タイミングをみてわたっていますが、
事故にならないように要注意!

カプリ島はイタリア人は新婚旅行に訪れるというリゾート地。
景色もきれいなので、のんびり見たい場所です。

カプリ島

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カプリ島に渡るには、ナポリの港から水中翼船に乗って40分です。
ベスビオ火山やナポリの城が小さくなってくると
間もなく、カプリ島です。

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カプリ島には数百個の洞窟があって、
海上から色々な姿をみることができます。

GrottaAzzurra(青の洞窟)は特に有名で、
洞窟の狭い入り口から太陽光線が差し込み、
水面に反射して幻想的な青い光で満たされている洞窟です。

他にも白の洞窟、緑の洞窟など。島を一周する遊覧船が便利。

ソレント

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ここにも、避暑におとづれるイタリア国内・国外の旅行者が多く、
青い海でゆっくりと1日を過ごしてます。

活気があるし、それでいて落ち着いています。
とてもきれいな海辺の街並み、ソレント。
ちょっと遠いかもしれないですが、
海や自然が好きな人は特に訪れてみることをオススメします。

ボンペイ

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人口2万の古代ローマの街。
ポンペイは、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火の際、
火砕流に埋もれてしまった悲劇の街として有名です。

ですが街全体が一瞬にして埋められてしまったため
この広大な遺跡は当時の人々の住居・生活が
そのまま残っています。

石膏で型抜きされた、火山岩に埋もれて死んだ住民の姿を、
なんらかのメディアで目にされた方も多いと思います。
有力者の家の壁画、劇場や円形競技場も必見!

ヴェネト州の州都ヴェネチアの町は、
その美しさから「屋根のない宮殿」と
称される水の都で、大小の運河がめぐり
自動車の乗り入れができないため、
公共の交通手段は運河を行く水上バスと
水上タクシー、ハイヤーに相当するゴンドラです。

ヴェネチアは世界遺産(文化遺産 )に登録されています。

人々の足は水上バス。
街の中は完全に歩行者のみで車も自転車も通らない。
ベニスの船頭が漕いでくれるゴンドラに乗って
ゆったりとヴェニスの街を観光しよう。
また、ヴェニスは海の幸、魚のスープ、イカ墨スパゲティ、
ムール貝など、おいしい魚を使ったイタリア料理がいっぱい。
好きな魚をチョイスして調理してもらいましょう。

サン・マルコ広場

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和国時代は公式行事や祭礼の場だったサン・マルコ広場は、
ヴェネチアの表玄関です。

サン・マルコ寺院

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829年アレキサンドリアから持ち帰られた
聖マルコの聖遺骸を祭るため建立された
サン・マルコ寺院は、金色のモザイク、モスク風の
5つのドームが東方の香りを漂わせていますが、
現在の建物は11世紀に再建されたものです。

サン・マルコ寺院の内部は、壁も床も
まばゆいモザイクで埋めつくされており、内陣にある
宝石を散りばめた黄金の祭壇衝立画はパラ・ドーロ(Pala d'Oro)は
共和国の富を象徴する至宝です。

リアルト橋

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大運河の中央に架かる橋は13世紀に建設された橋で、
当時は木造の跳ね橋で帆船が通過できるよう開閉式でしたが、
現在の大理石づくりの橋は、1591年に完成しました。

ゴンドラ

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水の都の風情を楽しむゴンドラ遊覧。
是非、体験してくださいね。

イタリア料理はおいしいだけでなく、
健康に良いと言われています。
その要因のひとつとして
イタリア料理の食材があげられます。
おいしいだけではないイタリア料理の
食材
の秘密に迫ってみましょう。

味を整える基本になるのは、ソースで
そのイタリア料理の食材には
トマト、ニンニク、オリーブオイルが使われます。
特にオリーブオイルの健康に関する効果は絶大で、
他の食用油に比べて、不飽和脂肪酸が多いことがあげられます。

これにより、悪玉コレステロールが下がり
血管壁にコレステロールが沈着することを防ぎ、
結果として動脈硬化を予防する働きがあると考えられています。
また、トマトを代表とする、緑黄色野菜やキノコ類を使った
メニューが豊富です。ガンの予防に役立ちます。

さらに、主食に使用するパスタも、血糖値の
急激な上昇をおさえる糖質を含んでいます。
乳製品ではバターを使うことは少なく、
チーズをとるにしてもナチュラルのものをとります。
モッツアレッラチーズは代表的なチーズですが、
他のチーズに比べて低脂肪でカルシウムに 富んでいます。

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また、調理も素材をそのまま生かした
料理法が多く、
自然で体にやさしい料理です。
さらに、ハーブを上手に使うことによって
塩分を控えることができます。

これだけでも、相当に身体に優しいイタリアン。
これなら毎日でも食べられそう!なんて、
感じている方もいるかもしれませんね。
我が家も、主人は血圧が高いので
ますますイタリアンのレパートリーを増やしたいところです。
かなり効果を発揮しそうな予感です。

せっかくですから、調理時にかかせない
長期保存の可能ないつでも揃えておきたい、
イタリア料理の食材も知っておきましょう。
これで、今日の新鮮な食材を揃えたら、
すぐにイタリア料理を作り始められますよ♪
(コメントはあくまでも参考ですから、普通に近所のスーパーで
手軽に手に入るもので始めましょう)

基本の食材

食材名 一言コメント
ミネラル分を豊富に含んだ天然塩がオススメです。
コショウ ミルで挽いて使うタイプの粒コショウがおいしいです。(できればテーブルコショウは卒業しましょう)
オリーブオイル これはイタリア産にこだわってみましょう。エクストラバージンオリーブオイル(サラダやマリネなど生食用)と(ピュア)オリーブオイル※(焼き物、炒め物など加熱料理用)を使い分けるとよりよいです。(ピュア)オリーブオイル:精製オリーブオイルにバージンオイルををブレンドして食用にしたものです。なるべく新鮮で良いオイルを使うことがイタリア料理の秘訣です。
ホールトマト いろいろ試して自分の好みを見つけましょう。
ワインビネガー 赤ワインビネガーで十分です。
パルミジャーノ・
レッジャーノ
パルメザンチーズとも呼んでいるものです。塊のものを摩り下ろして使います。
バターと生クリーム 生クリームは純度の高いものをなるべく選びます。タカナシがオススメ。
白ワインと赤ワイン 必需品ですが、飲み残しのもので十分です。古くても大丈夫ですよ。
ハーブ イタリアンパセリ・ローズマリー・バジル・セージ。この4つは需要です。

さらにあったら便利な食材

食材名 一言コメント
オリーブの実 スペイン産よりもイタリア産がベターです。
アンチョビ これはフィレでも良し、ペーストでもOKです。
塩漬けケイパー 酢漬けのものではなくて、塩漬けのものがよいです。
フュメ・ド・ポワソン 魚のスープ。缶詰のものが出まわっています。このままカタカナで表記されてます。
スープ・ストック 鶏がらスープです。真空パックのものが出まわっています。
バルサミコ バルサミコビネガーのことです。私たちでも手軽に手に入れられるものでも1000円以上します。ちょっと高価ですね。

せっかく、お食事をイタリアンにしたのなら、
食後はやっぱりエスプレッソ

レストランでの最後のひとときも、
ご自宅での食後のゆっくりくつろぎの時間も
イタリアでは"Caffe"と言われるこのエスプレッソ
締めくくってみてはいかがですか?

濃い、コクがあるのが特徴のエスプレッソですが、
さまざまなバリエーションが揃っています。
ちょっと濃いコーヒーは苦手、という方にも
きっと気に入る一品があるはずです。

自宅でも楽しみたい☆エスプレッソ

これが作れれば、カプチーノだってカフェラテだって作れます☆
簡単に作り方を紹介しておきます。
コーヒー好きの方はいろいろ試してみるのも楽しいですよ。

エスプレッソ 

  1. エスプレッソ作り方1容器(下部)に水を作りたい分量分を入れます。(この場合2人分なので100cc)
  2. エスプレッソ作り方2フィルターカップにコーヒーの粉を入れ、 軽く押さえます。(ほぼ満タンです)
  3. エスプレッソ作り方3水を入れた容器にフィルターカップをいれ、 容器(上部)をしっかりはめます。
  4. ガスコンロでエスプレッソメーカーを火にかけます。(コンロに金網を敷くと安定します)火力は炎の先が容器の底にあたる程度に。(弱火)
  5. エスプレッソ作り方5最初はふたを開けておいて様子をみてもおっけーです。コーヒーが上がってきたらふたをしましょう。
  6. エスプレッソの作り方6泡がでなくなったら火からおろします。すぐによくかき混ぜてください。 これで、出来上がりです。

お気に入りのデミタスカップに注いで、召し上がってください。

カプチーノ 

  1. ミルクを片平鍋などの小さい鍋で加熱するか、
    レンジで温めます。沸騰させてはいけません。
    温まったら、ミルクホイッパーに入れます。
    (レンジで使用できるホイッパーが便利です♪)
  2. シャフトを取り付けて、ポンプのように上下に動かし
    ミルクの泡を作ります。(泡立ててから少し待ちましょう)  
  3. 水を入れた容器にフィルターカップをいれ、
    容器(上部)をしっかりはめます。
  4. まず、作ったエスプレッソをカップに注ぎ、
    泡立てたミルクをのせていきます。
    お好みで量は加減しましょう。
  5. お好みでシナモンパウダーをトッピング。
    グラニュー糖を加えます。
    これで、出来上がりです。

カフェラテ  

  1. ミルクをガスコンロで軽く泡立てながら温めます。
    (泡立て器をを使用します)沸騰させてはいけません。
  2. 作ったエスプレッソをカップに注ぎ、温めたミルクを注ぎます。
    これで、出来上がりです。

エスプレッソのバリエーション

名称 特徴
エスプレッソ 急速抽出されたコーヒー。濃厚な味が魅力です。様々なメニュー・バリエーションのベースとなります。
アメリカーノ エスプレッソにお湯を足したもの。ちょっと苦いのが苦手な人に良いかも。夏はアイスでよく飲みます。
カフェコンパンナ ホイップクリームがのっている1品。ココアパウダーはお店によります。
カフェモカ カフェコンパンナかカプチーノにチョコレート味を加えたもの。甘党の方いいと思います。ちなみにうちの主人もコーヒーはあまり飲みませんがこれなら、大好き。
カフェラテ 実は、カプチーノのミルクの泡がないバージョン。おなじみですね。豆乳飲める人は豆乳でもいけますよ。
カプチーノ イタリアの僧侶の頭巾という名前から付けられたカプチーノ。エスプレッソに泡立てたミルクをたっぷり加えて作ります。
カプチーノコンカカオ カフェコンパンナよりもあっさり、カプチーノよりはコクがある感じです。中間を楽しみたいときにお試しあれ。ココアパウダーがトッピングされています。
カフェマッキアート マッキアートはイタリア語で染み。エスプレッソに少量のミルクの染みができるのが特徴です。
キャラメルマッキアート キャラメルシロップの甘い風味がエスプレッソのおいしさを一層引き立てます。
キャラメルカプチーノ カプチーノにガムシロップの代わりにキャラメルシロップを加えたもの
ラテマッキアート ミルクフォームをすくなくしたエスプレッソバリエーション。ミルクフォームの上にエスプレッソの染みが残ります。
バニラチョコラッテ ミルクをスチームする前に、バニラシロップを混ぜます。それにチョコレートをトッピングされたもの。
ヘーゼルナッツ
マキアート
ヘーゼルナッツは癖のない甘みが人気です。ミルクの泡にキャラメルシロップが入っています。トッピングはもちろんヘーゼルナッツシロップ。
アイスカプチーノ エスプレッソにミルクと氷を入れ、完全にまじりあわせて滑らかな舌触りを作ります。
アイス・ラテ 氷がたっぷり入ったグラスに熱々を注ぐのがポイント。急激に冷やすことで味と薫りコクがでます。
アイスエスプレッソ 抽出したてのエスプレッソを一気に冷却するから、味と香りはそのままに、おいしさがグンと際立ちます!
アフォガード アフォガードとは、イタリア語で"おぼれる"の意。エスプレッソがおいしければ味も見た目もワンランクアップ!

食事療法のひとつである、
すっかりその名も定着した
地中海式ダイエット
知らない人は、もはや
めずらしいかもしれません。
それでも、地中海式ダイエットって
具体的にはどういうこと? 
という人も多いでしょう。

単純に減量を目的しているのではなく、
いくつかの疾患に対しての効果も
見つかっています。

食事療法である地中海式ダイエットを取り入れることにより
効果的に減量も可能です。

地中海式ダイエットの理想的な食スタイルとは?

地中海式ダイエットのピラミッド
  1. オリーブオイルを多くとります
  2. 穀物、豆、野菜、果物を多くとります
  3. 魚介類を食べます
  4. 甘味料は果物、蜂蜜でとります
  5. 肉は赤身を脂肪を除く調理法で食べます
  6. 低脂肪の乳製品を多くとります
  7. ワインは1日1~2杯程度にします

古代ギリシアの時代から人間の生活に
なくてはならなかったオリーブオイルは
"不老長寿の秘薬"ともいわれていますが、
医学的に注目をあびたのが1970年代。

アメリカのミネソタ大学キース博士が心疾患の発症率、
死亡率と食生活の関係を調査。
その結果によると地中海沿岸諸国では米国や北欧に比べて
きわめて発症率、死亡率が低いということが明らかになりました。

その原因をつきとめるために各国の食生活も調査され、
結果、摂取している脂肪の量ではなく質の違いが、
健康面に影響をおよぼしていることがわかったのです。

飽和脂肪酸のとり過ぎが、冠状動脈硬化症の
大きな危険因子である血清総コレステ ロール値を
上昇させたと推定したのです。

つまり、バター、肉の脂などの動物性脂肪をとるかわりに
地中海沿岸諸国ではオリーブオイル、
魚の脂を中心にとっているのです。

和食スタイルは低脂肪でかなり理想的な
食スタイルと言われていますが、和食には脂肪をとる習慣がなく
どうやって脂肪をとりいれてよいのかわからない、
現代の食生活は外食、ファストフード、コンビニ食などで
偏りが見られ食生活のバランスが崩れているといわれています。

また、イタリアの人々の食事は、肉や魚を食べる前に、
主食として、消化吸収がおだやかな
パスタをしっかり食べることによって、
食後の急激な血糖値の上昇をおさえたり、食べ過ぎを予防している
メニュー構成になっています。

ワインを飲みながらゆっくり時間をかけて食べ、
結果的に多くの種類の食材を食べています。
これが、いわゆる『スローフード』という特徴を持っています。
これは人間本来の特質にあった
身体にやさしい食べ方だといわれています。

つまり、イタリア料理、この地中海式ダイエットを
取り入れることによりおいしいお料理を楽しみながら、
理想的な食生活をし、健康でいられるのですね。

少々、固い話になりますが、
イタリア料理の歴史
について
紹介したいと思います。

いろいろと調べてみた
イタリア料理の歴史
です。
結構、興味深いですよ。

むずかしく考えずに、
イタリア料理がどのようにして
今に伝わってきたのか触れてみてくださいね。

現代イタリア料理の基盤は古くローマ時代に求められます。
当時から1日3食の構成をとり、うちメインの1食を、
コース料理で2~3時間かけてゆっくり食事を楽しんでいました。

主食はプルスという小麦粉の粥です。
調味料としてはガルム(魚醤のようなもの)、オリーブオイル、
サーパ (モスト由来の甘味料)、蜂蜜などが使用され、
2000年前としては、かなり高度な食文化をもっていたようです。

またチーズもローマ軍の遠征兵士のスタミナ源として
携帯されたことが契機となり、
帝国の発展とともに欧州各地に広がっていきました。

その後、他民族からの侵略を受けつづけたため、
残念ながら食文化に関する文献は残っていません。
そういう訳で、正確な情報を得るのは難しいそうです。

でも、各地に自治都市が増えたことから、
地方色の強い料理が成長していったことが推測されます。

そんな中でも食に対する関心は強く、
中世、食事療法や食生活についての具体的な方法や、
節制や適量を守ることの大切さなどを記した書物も残されています。
1000年の昔に地中海式ダイエットの原点を見ることができます。

12~ 13世紀になると、手打ちの生パスタとして
現代のパスタの原型が出来あがってきます。

14世紀にはパスタの生産業者も出現しています。

またこの時期に『料理の本』として、
トスカーナの料理人によってレシピ集も残されており、
15世紀~16世紀ルネサンスを迎えるころには、
エステ家の執事長によってパーティー料理の構成など
を記述した著作物など、料理と食文化に関する出版物が出され、
他国に類をみない高度な食文化をもっていました。

フランス料理の原型となったと言われている、
フランス皇太子に嫁いだ、メディチ家のカトリーヌが
従えていった料理人たちの料理も同じ時代のものです。

この時代のイタリア人の味覚の基本は、
甘酸味、甘辛味であり、塩や酢と蜂蜜などが
ソースに使われていました。
ところが18~19世紀に至るわずか100年の間に、
この国は食生活の革命的な変化を起こします。
その契機となったのが、16世紀の大航海時代を背景に、
ナポリにたどり着いた"トマト"です。

トマトは最初、観賞用として扱われるも、ナポリ人たちの熱心な
品種改良により18世紀に食用されるようになりました。
このトマトの改良と時期を同じくして、
パスタの工業化の動きがあり、大変な労力のかかった
パスタの押出しが、機械によって行われるようになり、
いわゆる"トマトとパスタの出会い"という
歴史的な出来事が起ったわけです。

19世紀になるとパスタの人工乾燥設備が考案され、
パスタの生産性は飛躍的に向上、イタリアのパスタは
欧州各国や米国まで輸出されるようになりました。

history.png

また、1880年から1920年にかけて400万人にのぼる
南イタリア人が米国に移住、イタリア食文化もあわせて
輸出していくことになります。 彼等を原点に
米国にイタリア食が広まり、
現在ではアメリカの第2国民食と言われています。

イタリアは20の州からなっていますが、
各州で生産するワインがあり
その種類もかなりの数におよびます。

このページでは、いくつかの州の
代表料理とそれに合うワイン
ご紹介します。


ピエモンテ州 Piemonte (Torino)

イタリア全国でも最も原産地呼称銘柄が多い
高級ワイン生産エリアです。ともに背後に山岳地があり、
昔から野獣・野鳥の肉料理に合うワインが造られています。

イタリア版「ワインの王様」の別名があるバローロや
バルバレスコの他、ネッビオーロ種からつくられるワインや、
ドルチェット種、ルベラ種のワイン、伝統的なアルネイス種から
造られた爽やかな辛口白ワインが有名です。

料理の面では、肉料理が主流です。
レストランのメニューには、前菜から主菜にいたるまで
肉料理がずらりと並んでいます。野菜は豊富で、
秋から冬にかけての茸料理の豊富さと美味しさは格別。

料理 ワイン
Bagna Cauda
(バーニャ・カウダ)
Roero Arneis
(ロエーロ アルネイス)
Tajalin al Ragu di Faraona
(自家製タヤリンの
ホロホロ鳥ラグーソース
Barbera d'Alba
(バルベーラ・ダルバ)

ロンバルディーア州 Lombardia (Milano)

ローマ時代からの有名なワイン産地。
金融と工業の中心地ミラノが州都。
大都市を抱えてワインの消費量も多いです。

代表的なミラノ料理は、コストレッタ アッラ ミラネーゼ、
オッソ ブーコ、リゾット アッラ ミラネーゼなどがあります。

料理 ワイン
Vitello Tonnato
(仔牛肉のツナソース)
Franciacorta
(フランチャコルタ)
Minestorone alla Milanese
(ミネストローネ ミラノ風)
Ortrepo' Pavese Rosato
(オルトレポ・パヴェーゼ ロザート)

トスカーナ州 Toscana (Firenze)

この州の地方料理は肉料理が中心で、
そのため伝統的な赤ワインが多い。

イタリアの赤ワインの代名詞に近いキャンティには
若飲みタイプのキャンティ、
熟成させて飲むキャンティ・クラッシコがあります。

ブルネッロディ モンタルチーノ。
ヴィノノビレ ディ モンテプルチアーノな ど
イタリアの高品質ワインを代表する
名酒がひしめきあっています。

トスカーナ料理の特徴は、
「素材の味を大切にした、素朴なマンマ(母)の味」です。
州の特産物でもあるトマトとオリーブが味の決め手です。

料理 ワイン
Affettati Misti(菜の盛り合わせ) Bianco di Custoza
(ビアンコ・ディ・クストーツァ)
Risotto Nero di Seppie
(イカスミのリゾット)
Soave Classico Superiore
(ソアヴェ クラッシコ スーペリオーレ)

ラツィオ州 Lazio (Roma)

ラツィオ州は、イタリアの首都ローマを州都とする地方です。
かのローマ帝国の中心地であり、
キリスト教会の総本山バチカンもある
歴史と伝統の都市です。

都市全体が歴史的遺産の宝庫であり、 永遠の都と言われています。
ディモンテフィアスコーネとローマ郊外の
南東のなだらかな丘陵地帯
カステッリ ロマーニで造られるフラスカティの
二つの白ワインが、この州を代表するワインです。

代表的な料理として、まずパスタ類があげられます。
スパゲッティ カルボナーラ、ブカティーニ アマトリチャーナ、
リガトーニ アッラ バッチナーラ、ペンネ アッラビアータ、
フィットチーネ アル ブッロなどがあります。
肉料理では、サルティン ボッカやアバッキオを使った料理などや、
内蔵料理も庶民的な料理として親しまれています。

料理 ワイン
Carciofi Arrostiti
(アーティチョークのオーブン焼き)
Cerveteri Bianco
(チェルヴェテリ ビアンコ)
Spaghetti col Tonno
(ホンマグロとオリーブの
スパゲッティ)
Frascati(フラスカーティ)

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レシピをめぐる冒険


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