イタリアは20の州からなっていますが、
各州で生産するワインがあり
その種類もかなりの数におよびます。
このページでは、いくつかの州の
代表料理とそれに合うワインを
ご紹介します。
ピエモンテ州 Piemonte (Torino)
イタリア全国でも最も原産地呼称銘柄が多い
高級ワイン生産エリアです。ともに背後に山岳地があり、
昔から野獣・野鳥の肉料理に合うワインが造られています。
イタリア版「ワインの王様」の別名があるバローロや
バルバレスコの他、ネッビオーロ種からつくられるワインや、
ドルチェット種、ルベラ種のワイン、伝統的なアルネイス種から
造られた爽やかな辛口白ワインが有名です。
料理の面では、肉料理が主流です。
レストランのメニューには、前菜から主菜にいたるまで
肉料理がずらりと並んでいます。野菜は豊富で、
秋から冬にかけての茸料理の豊富さと美味しさは格別。
料理 | ワイン |
---|---|
Bagna Cauda (バーニャ・カウダ) |
Roero Arneis (ロエーロ アルネイス) |
Tajalin al Ragu di Faraona (自家製タヤリンの ホロホロ鳥ラグーソース |
Barbera d'Alba (バルベーラ・ダルバ) |
ロンバルディーア州 Lombardia (Milano)
ローマ時代からの有名なワイン産地。
金融と工業の中心地ミラノが州都。
大都市を抱えてワインの消費量も多いです。
代表的なミラノ料理は、コストレッタ アッラ ミラネーゼ、
オッソ ブーコ、リゾット アッラ ミラネーゼなどがあります。
料理 | ワイン |
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Vitello Tonnato (仔牛肉のツナソース) |
Franciacorta (フランチャコルタ) |
Minestorone alla Milanese (ミネストローネ ミラノ風) |
Ortrepo' Pavese Rosato (オルトレポ・パヴェーゼ ロザート) |
トスカーナ州 Toscana (Firenze)
この州の地方料理は肉料理が中心で、
そのため伝統的な赤ワインが多い。
イタリアの赤ワインの代名詞に近いキャンティには
若飲みタイプのキャンティ、
熟成させて飲むキャンティ・クラッシコがあります。
ブルネッロディ モンタルチーノ。
ヴィノノビレ ディ モンテプルチアーノな ど
イタリアの高品質ワインを代表する
名酒がひしめきあっています。
トスカーナ料理の特徴は、
「素材の味を大切にした、素朴なマンマ(母)の味」です。
州の特産物でもあるトマトとオリーブが味の決め手です。
料理 | ワイン |
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Affettati Misti(菜の盛り合わせ) | Bianco di Custoza (ビアンコ・ディ・クストーツァ) |
Risotto Nero di Seppie (イカスミのリゾット) |
Soave Classico Superiore (ソアヴェ クラッシコ スーペリオーレ) |
ラツィオ州 Lazio (Roma)
ラツィオ州は、イタリアの首都ローマを州都とする地方です。
かのローマ帝国の中心地であり、
キリスト教会の総本山バチカンもある
歴史と伝統の都市です。
都市全体が歴史的遺産の宝庫であり、
永遠の都と言われています。
ディモンテフィアスコーネとローマ郊外の
南東のなだらかな丘陵地帯
カステッリ ロマーニで造られるフラスカティの
二つの白ワインが、この州を代表するワインです。
代表的な料理として、まずパスタ類があげられます。
スパゲッティ カルボナーラ、ブカティーニ アマトリチャーナ、
リガトーニ アッラ バッチナーラ、ペンネ アッラビアータ、
フィットチーネ アル ブッロなどがあります。
肉料理では、サルティン ボッカやアバッキオを使った料理などや、
内蔵料理も庶民的な料理として親しまれています。
料理 | ワイン |
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Carciofi Arrostiti (アーティチョークのオーブン焼き) |
Cerveteri Bianco (チェルヴェテリ ビアンコ) |
Spaghetti col Tonno (ホンマグロとオリーブの スパゲッティ) |
Frascati(フラスカーティ) |